コンシェルジュが語る「お客様との感動エピソード」 | 結婚指輪・婚約指輪の人気ブランド-フェスタリア ブライダル

15年目のマリッジリング

ある土曜日の夕方に、30歳代のご夫妻がご来店されました。最初はファッションジュエリーとブライダルジュエリーの両方をご覧になっていたので、何か記念のお品物をお探しなのかと思い、ボリュームのあるハーフエタニティーリングをご提案すると、「すごくきれい」と、ダイヤモンドに感動していらっしゃいました。

ご提案をしつつおふたりのお話を伺っていると、ご主人様が「実は私たちは、いまだにマリッジリングを持っていないんですよ。いつも買おうと思うけれど、ふたりの趣味が全く合わなくて」とおっしゃいました。奥様も「本当に合わないのよね」と苦笑いです。

私はおふたりに「マリッジリング」の意味、どうして左手の薬指に着けるかを熱心にご説明し、「デザイン違いでも、リングを見ておふたりがお互いを想い合えればいいのです」とお伝えしました。すると「着けることに意味があるなら、好きなデザインで探しましょう」と、奥様は満面の笑み。ご主人様も嬉しそうに「ぼくに似合うリングはどれかな」と聞いてくださり、ご主人様は一粒ダイヤモンドが施されたリング、奥様はハーフエタニティーリングにお決めになりました。

1カ月後。リングができ上がり、おふたりの喜ぶ顔を想像しながらお電話を差し上げると、遠方にもかかわらず、次の日の朝早くご来店くださいました。

「でき上がるのを本当に楽しみにしていたんだ」とニコニコ顔のご主人様と、「ずっと『まだできないかな、早くみたいな、楽しみだな』っていっていたのよ」とあきれ顔の奥様。そこまでおっしゃっていただけるなんて、おふたりにご提案できて本当に良かったと思いました。さらにお品物をお渡しする時に、ご主人様から「あなたのおかげで、こんなに素敵なリングが見つかった。本当にありがとう」、奥様からは「あなたに出会っていなければマリッジリングは買っていなかったわ」とのお言葉をいただき、私は感動で胸がいっぱいになり、涙がこぼれそうでした。

ジュエリーを通して想いを伝える。お客様にとってなくてはならないジュエリーをご提案する。これからも出会いを大切にし、一人ひとりお客様に合ったジュエリーをご提案していきたいと思います。

ビジュドファミーユ

最近行われたリフォームフェアでは、たくさんのお客様の素敵な想い出に触れることができました。最初は、お譲りいただいたものの形を変えることに寂しさも感じていましたが、あるお客様の「新しくしてでも着けたほうが母を想い返せる」というお言葉で、考えが変わったように思います。ずっとお使いいただくことで、次の世代へと想いがつながっていくことを実感しました。

その日も普段のように店頭に立ち、お客様にお声掛けをしていると、ひとりの男性が緊張した面持ちで「リフォームできると広告で見たのですが」と話しかけてくださいました。私とそう年齢の変わらなそうなお客様で、私自身、昔ドキドキしながら宝石店をのぞいていたのを思い出し、少しでもお話しやすいようにと精いっぱいの笑顔で接客させていただきました。

お話を伺うと、お母様のエンゲージリングを未来の奥様にプレゼントしたいとのこと。まさにビジュドファミーユです。私は「なんて素敵なことだろう」と思いましたが、お客様は「こんなことする人いないですよね」と微妙な表情。私は自分なりに、ビジュドファミーユがどれだけ素敵なことか一生懸命お伝えし、セカンドに付いてくださった先輩の後押しもあり、リフォームしていただくことが決まりました。大切なお品を一緒に選ばせていただき、お見送りの際には笑顔でお帰りいただけたことが、とても嬉しかったです。本当に心が温かくなり、こんな素晴らしい瞬間に携わることができたことへの感謝の気持ちとともに、ビジュドファミーユをもっと多くの方にお伝えしたいと、より思うようになりました。

家に帰っても幸せな気持ちでいっぱいだったので、私は家族にもその出来事を話しました。すると両親は、自分たちが結婚した時の話をしてくれました。もしかしたら私がこの仕事に就かなければ、聞けなかった話かもしれません。その数日後、母がタンスを開け、探し物をしていました。「あった!」そこには見覚えのある箱が……母のエンゲージリングです。「もらって以来、しまいっぱなしだったけんね」。笑いながらそういう母と箱を開けてみると、きれいな立て爪のリングが姿を現しました。ふたりの想い出が詰まったリングに私が感動していると、母は「良い機会だけん、あなたにあげる」と、そのリングをくれたのです。手渡されたリングを見ていると、自然と涙が出てきました。

今、大切なリングは私の手元にありますが、母の60歳の誕生日にリフォームして贈ろうと決めています。そしてリングにもっと想い出を込めて、いつかまた、譲ってもらおうと思います。

嬉しい笑顔

ある日の夕方、プチネックレスをご覧になっていた仕事帰りらしい女性に「こんにちは。当店は初めてですか」とお声をかけました。「はい。初めてです」とにっこりほほえんでくださったお客様の左手の薬指には、キラキラと、とてもきれいなエンゲージリングが輝いていました。私が「素敵なエンゲージリングですね。ご結婚ですか」とお聞きすると、お客様は恥ずかしそうにお顔を真っ赤にされて、「そうなんです」と答えられました。

彼氏様にエンゲージリングを贈られてから一度もクリーニングしていないということでしたので、着けていらしたネックレスと一緒にお預かりしました。それは、メッキの枠にキュービックジルコニアが付いたお品のようでした。すると、そのネックレスを見ながらお客様が「こんなに素敵なダイヤモンドのリングを彼にもらったのに、ふさわしいネックレスを持っていなくて、あまりにもリングと不釣り合いで彼に申し訳なくて」とおっしゃるのです。よくお聞きすると、秋にお式を控えて出費が重なり、新しいネックレスがほしいものの5千円が精いっぱい、とのことでした。

私は、初めて会う私にそんなことまで話してくださって、なんて正直で素直な方だろうと思いました。また同時に、このお客様にとっての最高のお品物を探すお手伝いをしなくてはと、背筋がピンと伸びた気がしました。

その後、5千円のネックレスを何点かご提案したのですが、頭の片隅からは「これで本当にいいの? 大切な彼からの気持ちに応えたいとお客様はおっしゃっていなかった?」という自分自身への問いかけが聞こえ続けていました。

そこで私は思い切って、お客様にダイヤモンドの一粒ネックレスをお見せし、おすすめしました。お客様は初め、ご予算との価格の違いに驚かれていらっしゃいましたが、鏡の中のご自分の姿を見られると、「わぁー。ダイヤモンドってきれいなんですね。こんなに違うんですね」と感激してくださいました。さらに、クリーニングしたエンゲージリングと一緒に着けていただくと、より一層、お客様が華やかに輝いて見えました。

エンゲージリングの由来や意味をご存じなかったお客様に、私はビジュドファミーユについてご説明し、「お客様の婚約者の方を大切に想われるお気持ちが私にも強く伝わるからこそ、ぜひ、このダイヤモンドのネックレスをお着けいただきたいのです」と、心を込めてお伝えしました。するとお客様はとても感動されたごようすで、「こんなに素敵なダイヤモンドだったら、きっと彼も喜んでくれると思います。とても勇気がいりましたけど、エンゲージリングと一緒に、将来の子供に伝えていきますね」と嬉しそうにニッコリ笑って、そのネックレスをお求めくださいました。

数日後、お客様と彼氏様が、私を訪ねてご来店くださいました。胸には、あのダイヤモンドのネックレスが輝いています。そして、彼氏様が私に「すごく素敵なものを選んでくださってありがとうございました。結婚式でもこのネックレスを着けると張り切っていますよ」と嬉しいお言葉をくださったのです。

おふたりの後ろ姿をお見送りした時、お客様に笑顔をお届けできるこの仕事へのやりがいをあらためて実感しました。これからも一つひとつの出会いを大切に、たくさんのお客様に、ビジュドファミーユの喜びをお届けしていきたいと思っています。

素敵な出会い

買い物の途中にフラッと立ち寄られて、仲が良さそうにペアリングを眺めているカップルに、私はお声をかけました。おふたりは同棲中で、ゆくゆくは結婚を考えているとのこと。せっかくなのでエンゲージリングを見ていただくと、彼女様は目をキラキラとさせてリングをご覧になり、その姿を彼氏様が横で優しく眺めていらっしゃいました。帰られる頃にはおふたりとも私の名前を覚えてくださり、彼氏様には名刺をお渡ししました。

それから半年ほど経ったある日、彼氏様がひとりでご来店されました。手には私の名刺をしっかりと持ってくださっていて、お話を伺うと、彼女様に内緒でエンゲージリングを買いに来たとのこと。そして彼氏様は、以前ご来店くださったときに彼女様が気に入っていた、シンプルな一粒ダイヤモンドのエンゲージリングを選ばれました。お渡しは1カ月後。でき上がりを楽しみにお待ちください、とお見送りしました。

その数日後、たまたま近くに来たからと、今度はおふたりでお店に立ち寄ってくださいました。彼女様との久しぶりの再会に、私はとても嬉しくなりました。彼氏様がエンゲージリングをお求めになったことを知らない彼女様は、早く結婚したいなぁとつぶやき、リングを眺めていらっしゃいます。私と彼氏様はアイコンタクトを取りながら、先日の出来事に内緒を決め込んでいました。また遊びに来るね、とおふたりは帰られました。

リングのお渡しが、あと数日に迫っています。大好きなお客様にお渡しするエンゲージリング。でき上がりが、私自身もとても楽しみです。彼女様が嬉しそうに、そのリングを着けて遊びに来てくださる日が、待ち遠しいです。

想いよ届け

それは秋色が濃くなってきた頃のことです。

ふと、お店の前を行きつ戻りつする一人の男性と目が合いました。男性はそのままどこかへ行ってしまいましたが、5分ほど経つと戻ってこられ、キョロキョロとしながら店内に入ろうか悩まれているご様子でした。そこで私のほうから「こんにちは」とお声をかけると、少し緊張が解けたのか、店内に入ってこられました。「贈り物ですか?」とたずねる私に「はい」と答えてくださるそのお客様は、物静かで純朴そうな方でした。

贈り物ということだったので、ネックレスをご提案しました。名前の由来などをご説明している間、お客様は真剣な表情でうなずきながら耳を傾けてくださり、私は「少し心を開いてくださったかな」と嬉しくなりました。その後、「もう一度考えてきます」とおっしゃるお客様を、「このご縁に、彼のお役に立てますように」と願いを込めながら、お見送りしました。

それから5日くらい過ぎたある日、お店の電話が鳴りました。あのお客様です。私の出勤のシフトをご確認され「ではその時に伺います」といってくださいました。

お約束の日、お客様は以前来た時とは違い、ニコニコと笑顔で、お店にスッと入ってこられました。私も笑顔で「お待ちしておりました」とお迎えし、イスに掛けていただくと、パティシエをなさっているというお客様は、自作のお菓子を恥ずかしそうに「どうぞ」と差し出されました。私は温かい感謝の気持ちでいっぱいになりながらいただきました。

以前、ご提案したネックレスの説明を、もう一度想いを込めてしていたとき、お客様はご来店の経緯をお話しくださいました。お付き合いしている女性とのこれからを考えていきたいと思い、ご両親への挨拶に何度も足を運んだこと。しかしご職業がパティシエであることで、会社員を望むご両親にどうしても許していただけなかったこと。彼女を想う気持ちは誰よりも強いお客様でしたが、彼女とご家族の幸せを考え「きっとこれが最後のプレゼントになるでしょう。あとは、彼女を大切にしてくれる人に幸せを託します」とおっしゃいました。

私はそれを聞いて、ダイヤモンドは夢をかなえるということを、一生懸命お伝えしました。お話ししているうちに「やはりもう一度、このダイヤモンドに自分の想いを託してみます」といってくださり、その瞬間、お客様の目が変わったのが、私にもはっきりとわかりました。

「自分は口下手だから……」とおっしゃるお客様に「この時代だからこそ、あえてお手紙を書かれてみてはいかがですか?」とご提案すると、「考えてみます」とうなずかれ、ご来店されたときとは違う強い意志の感じられる姿でお帰りになりました。

それからさらに1週間を過ぎたころ、またお客様から電話がありました。お手紙を書かれたそうで、「確認してください」とのことでした。その2時間後に来店されたお客様は、休憩時間に抜け出したそうで、白い粉があちこちに付いたパティシエのユニフォーム姿のままでした。そして「20分しか時間がない」とあわてながらも、お手紙を見せてくださいました。

それは、何度も書き直したのでしょう、シャープペンシルと消しゴムの追いかけっこの跡がありました。しかしその文章には彼の心からの想いが凝縮しており、みごとなもので、私はとても感動しました。

お客様は1枚の手紙、そしてダイヤモンドにその溢れんばかりの想いを託し、彼女様に渡すそうです。私は、どうかこの想いよ届きますように、と願いを込めて、3度目のお見送りをしました。

日々、それぞれにたくさんのドラマがあります。そのドラマに少しでもかかわらせていただき、愛と夢をお伝えしながらお手伝いできることを幸せに思います。

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